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鹿児島の旅と歴史
鹿児島の旅        奄美大島

群倉
ぼれぐら
鹿児島県大島郡大和村大和浜


 群倉(ぼれぐら)とは奄美の伝統的な高床式貯蔵庫である高倉が集まっているのを指します。大和村(やまとそん)役場近くの県道沿いに、こうした高倉が5棟保存されています。
 茅葺きの屋根部分が貯蔵庫になっています。丸くて長い柱はハブやネズミから穀物を守り、広い軒下は炎天下や雨天時の仕事場にもなりました。
  釘を一本も使用しない梁や桁を組み合わせた造りで、柱はかんなで削り上げているので足掛りがなくネズミが登れないそうです。
 風通しがよく貯蔵された物の保ちがよいそうです。大風の時も揺れても倒れづらく、火災が起きてしまったときには下部の貫木をはずすと容易に倒して延焼を防ぐこともできたそうです。
 相当古くから造られていたようで、南方から琉球を経て伝わったものと思われます。八丈島にもこれとよくにた高倉があることから黒潮文化圏の遺産ともいえるものです。


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