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鹿児島の旅と歴史
鹿児島の旅        奄美大島

マテリヤの滝
まてりあのたき
鹿児島県大島郡大和村福元


 ここは福元盆地と呼ばれ、大和浜問切と焼内問切(現在の宇検村湯湾)の中間地点として重要なところでした。人々はこの山越えの道を歩き、ここの宿場で休んだのでした。当時は20数戸の人家や宿屋があったそうです。
 旅人が疲れを癒した滝がこのマテリヤの滝だったそうです。この滝は、フォレストポリスからさらに奥に入った原生林の真ん中にあります。
 マテリヤの滝は高さ12m、深さ6.7m、幅3.3mでそれほど大きい滝ではありません。木々の間から差し込む陽光がスポットライトのように滝壷を照らしているようです。
 川のまわりにはたくさんの木々がうっそうと生い茂り、昼間でも暗かったそうです。ところがこの滝の周りだけ空間が開いていて青空が見え、いつも太陽の日差しが滝を照らしていたそうです。
 本当に美しい太陽の滝つぼ「マ・ティダ・ヌ・コモリ」という発音がなまって「マテリヤのコモリ」と呼ばれるようになり、今はマテリヤの滝といわれています。
 春は山ツツジが滝壺の周辺や渓流の岩間から美しい紅の花を覗かせてことさら趣があるようです。



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