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鹿児島の旅と歴史
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尚古集成館
しょうこしゅうせいかん
鹿児島市吉野町9700ー1


 尚古集成館は、島津斉彬が幕末期の嘉永6年(1853)に藩の近代化・軍備の充実を図って建造した集成館洋式機会工場の跡です。ここは重要文化財に指定されています。
 薩摩藩ではお由羅騒動という事件がありました。藩主の座を斉彬にゆずりたくない斉興とその側室のお由羅が、久光を藩主にしようと斉彬派の武士たちを捕縛、殺害したのです。
 斉彬は密貿易を幕府に密告して斉興を失脚させました。なかなか藩主になれなかった斉彬はたまっていた鬱憤を殖産興業、富国強兵で一気に爆発させたのです。
 島津家が代々別邸として使っていた磯庭園の周辺一帯の竹林を切り開いて大工場群にしてしまったのです。鋼鉄鋳造、刀剣、火薬、農具、陶磁器、ガラス器などを製造する近代工場が集結したのでした。
 慶応元年(1865)に建てられた鉄鋼記機械工場をそのまま博物館で利用しています。尚古集成館は大正12年(1923)に博物館となり長い歴史を刻んでいます。


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