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熊本の旅
人吉市
老神神社
おいがみじんじゃ
熊本県人吉市老神町949
Tel 0966-22-2111
老神神社(おいがみじんじゃ)は大同2年(807)創建と伝えられる古社で、霧島神社を勧請しています。
明治10年(1877)、田原坂の戦いから後退し人吉に集結した西郷隆盛の軍に6月1日明治政府軍は総攻撃を開始しました。老神神社も砲撃を受け、上部に12箇所ほどの弾痕があり、西南戦争の弾痕が残る神社として知られています。
本殿は、寛永5年(1628)、人吉藩主の相良長毎(ながつね)とその子・頼尚(よりなお)によって相良氏一族の産宮として再興された建物です。
老神神社本殿
茅葺きの覆屋の中の本殿は正面三間、球磨地方には珍しい入母屋造りで、正面、左右の三方に高欄つきの縁をめぐらせています。平成2年(1990)に国の重要文化財に指定されました。
老神神社本殿
老神神社の燈籠は参道の真ん中に建てられています。神域との結界を表示する人吉球磨では珍しい建て方になっています。この燈籠は基礎から石の笠まですべて八角形です。この形の燈籠は近くの青井阿蘇神社にあります。神仏習合の信仰から吉田神道の影響があったと思われています。
八角形の石燈籠
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