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宮崎の旅と歴史
宮崎の旅        東諸県郡綾町

照葉大吊橋
てるはおおつりはし
宮崎県東諸県郡綾町南俣5691−1


 照葉大吊橋は綾南川の渓谷を渡る、長さ250m、幅約1m、水面からの高さ142mというスケールの大きな遊歩吊橋です。

 日本一の長さの吊橋は茨城県水府村の龍神大吊橋で長さ375mですが、日本一の高さを誇るのがここ照葉大吊橋です。高さは142mあります。
 ここは九州中央山地国定公園に指定されています。カシ、シイ、タブ、クスなどの照葉樹(常緑広葉樹)の自然が広範囲に繁っていて、その規模は全国一です。

 照葉樹は独特の遺伝子の働きで種や萌芽から樹木が発生し、競い合いながら現在の大樹林になったようです。かつては九州山地全体を覆い、焼畑に代表される豊かな農耕文化(照葉樹林文化)をはぐくんできました。
 戦後の拡大造林などで急速に面積を縮小させられてしまいました。綾町でも伐採計画があったようですが町長はじめ多くの人のねばり強い反対で阻止したそうです。

 その結果、全国一の照葉樹林地帯が残されたのです。現在世界遺産に登録しようという市民運動も強まっているそうです。
 照葉大吊橋を渡って、緑の照葉樹林が広がる綾川渓谷の遊歩道を歩く2kmのコースもあります。照葉樹林の中を歩き、照葉大吊橋上から丁度下に見えるかじか吊橋を経由して駐車場下に出られるコースです。
 橋のたもとには、バードカービングや森に生態系を展示した「照葉樹林文化会館」があります。


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