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長崎の旅と歴史
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旧グラバー住宅
きゅうぐらばーじゅうたく
長崎県長崎市南山手町8−1(グラバー園内)
Tel 095-822-8223


 旧グラバー住宅は、グラバー園の中心となる建物です。英国人トーマス・ブレーク・グラバーによって、文久3年(1863)大浦天主堂を建築した天草の大工、小山秀之進の施工のもと建てられました。
 この建物は熱帯地方のベランダ・コロニアル・スタイルの洋館です。正面玄関を設けない独特のバンガロー風様式を残す日本最古の木造建築で、国の重要文化財に指定されています。
 元々は居住用ではなくゲストハウスとして建築されたようです。慶応から明治3年(1870)頃と明治10年(1877)頃に増改築されていて、オペラ「蝶々夫人」のゆかりの地ともいわれています。
 グラバーは安政6年(1859)開国とともに21歳で来日し、2年後にグラバー商会を設立しました。武器船舶などを取り扱い、富を得ました。伊藤博文をはじめ数多くの若者を海外勉学に斡旋し、新時代の日本の指導者に協力しました。
 慶応元年(1865)大浦海岸にわが国初の蒸気機関車を試走させたり、明治元年(1868)高島炭鉱を開発したり、造船、炭鉱、水産、鉄鋼、造幣、ビール産業の分野で日本の近代化に貢献しました。昭和14年(1939)戦艦武蔵建造を秘匿する目的で三菱重工業が買収し、昭和32年(1957)長崎市へ寄贈されました。


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