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長崎の旅と歴史
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旧リンガー住宅
きゅうりんがーじゅうたく
長崎県長崎市南山手町8−1(グラバー園内)
Tel 095-822-8223


 旧リンガー住宅は三方をベランダで囲まれた南欧風バンガロー形式の建物です。明治2年(1869)フレデリック・リンガーがグラバーから借地権を譲り受けて建てた明治初期の洋風建築です。昭和41年(1966)に国の重要文化財に指定されています。
 外壁は石造りの木造住宅で、建物全体は列柱吹き放しと呼ばれる角石や御影石敷のベランダで囲まれています。正面中央に玄関ホールがあり、中廊下があり左右対称の造りとなっています。
 リンガーは、元治元年(1864)に来日し、明治元年(1868)に「ホームリンガー商会」を設立しました。長崎最大の製茶業者になり、ガス会社や発電所、漁業などの事業も展開しました。トロール漁法を導入して長崎水産業の父とも讃えられています。
 リンガーは隣接地の旧オルト邸を長男に買い与え、自分は次男とともにこの家に住んだことから「リンガー弟住宅」ともいわれています。木と石が調和したシックな住まいです。


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