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大分の旅と歴史
大分の旅       豊後高田市

富貴寺
ふきじ
大分県豊後高田市田染真木2395
Tel 0978-26-3189


 蓮華山富貴寺(ふきじ)は天台宗のお寺で養老2年(718)仁聞(にんもん)の開基と伝えられています。阿弥陀堂でもある国宝の富貴寺大堂(おおどう)は、中尊寺金色堂、平等院鳳凰堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂に数え上げられています。
 富貴寺大堂はカヤの木の素木造りで、屋根は宝形造(ほうぎょうづくり)です。瓦の葺き方は、上方がすぼまり、下方が開いた特殊な形の瓦を次々に差し込んでいくもので「行基葺き」と呼ばれる特殊なやり方です。
 正面桁行3間、梁間4間で、正面幅よりも奥行が長く、堂内は中の間の方1間を内陣として、その4隅に円柱を建て、本尊の木造阿弥陀如来座像を安置しています。この本尊も阿弥陀堂と同じ時期に造られたとみられ、国の重要文化財に指定されています。
 小さな堂で、扉など、後世の修理で取りかえられていますが、九州最古の平安木造建造物であり、六郷山の寺院群の最盛期をしのばせる数少ない遺物です。


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