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大分の旅と歴史
大分の旅        宇佐市

宇佐神宮
うさじんぐう
大分県宇佐市南宇佐2859
Tel 0978-37-0001


 宇佐神宮は1400年前に創建された、全国に4万を超える八幡宮の総本社で宇佐八幡宮ともよばれています。伊勢皇大神宮に次ぐわが国第2の宗廟です。欽明天皇32年(571)、八幡神が当地に降臨し、神亀2年(725)、聖武天皇の勅願により社殿が建立されたといわれています。
 宇佐鳥居と呼ばれる宇佐神宮の鳥居は独特で、柱の上に台輪を置き、その上に笠木・島木が載っています。そして神社などの社名を掲げる額束(がくづか)がありません。
 神亀2年、小山田社にあった社殿が現在の亀山に移され第一之殿が造立されました。天平元年(729)には第二之殿、弘仁14年(823)には第三之殿が造立され、現在の形式の本殿が完成したようです。
 鎌倉中期には蒙古の撃退祈願が行なわれ社運は隆盛しました。足利時代は幕府の命を受けた周防の太守、大内盛見(もりはる)が社殿を修営して社観を整えました。
 天正10年(1582)大友宗麟の兵火にあい焼失、天正15年(1587)には豊臣秀吉に社領すべてを没収され衰えましたが、小倉城主であった細川忠興が慶長から寛永4年にかけて再興させました。
 参道は手水舎を経て左右に分かれ、左側の二の鳥居をくぐると上宮本殿があります。3殿からなる上宮本殿は江戸後期に造られた檜皮葺きの「八幡造り」で、白壁に朱塗りの柱も美しく、国宝に指定されています。
 向かって左の第一之御殿には、主祭神である八幡神・応神天皇を祀っています。中央ある第二之御殿は当地の土豪で国造に任ぜられた宇佐氏の氏神、比売大神(ひめおおかみ)を祀っています。右側にある第三之御殿には応神天皇の母・神功皇后を祀っています。
 境内には仁徳天皇以下五柱の通称「若宮五神」を祭る若宮神社、応神天皇の子神を祭る春宮神社、大山積尊を祭る亀山神社(亀山は当宮が位置する山の名前)などの末社が建てられています。
 また境内の菱形池を守る水分(みくまり)神社、菅原道真を祭る天満神社、素戔嗚尊を祭る八坂神社、武内宿禰を祭る黒男神社、和気清麻呂を祭る護皇神社、などの末社もあります。


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