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大分の旅と歴史
大分の旅        臼杵市

臼杵石仏
うすきせきぶつ
大分県臼杵市深田、前田、中尾
Tel 0972-65-3300


 臼杵石仏は臼杵市深田、前田、中尾の丘陵の山裾の谷間の露出した凝灰岩に刻まれた磨崖仏群です。奈良時代の敏達天皇の時に「真名野長者」と呼ばれた者が子の死を悼み中国より蓮城法師を呼んで磨崖仏を刻んでもらったという伝説があります。
 実際には平安時代後期から鎌倉時代にかけて刻まれたと推定されています。ホキ石仏群(ホキ石仏第2群)、堂ヶ迫石仏群(ホキ石仏第1群)、山王山石仏、古園石仏の4つに大別されていて、59体の石仏が国宝に指定されています。
 ホキ石仏群は2ヶ所あり、右側の石仏群は9体の阿弥陀を中心に観音、勢至菩薩、天部2体の13体が刻まれています。小像でかなり傷んでいます。
ホキ石仏群
 左側は阿弥陀3尊像で臼杵石仏の中でも傑作といわれています。中尊の高さは2.85m、丸彫りに近い巨体は量感に富んでいます。
ホキ石仏群
 堂ヶ迫石仏群はホキ石仏群の南側にあります。4つの石仏群があります。高さ1.2mの地蔵半跏像を中尊とした地蔵十王像です。隣には大日如来を中心に右に観音、釈迦、左には弥陀、勢至が彫られています。
堂ヶ迫石仏群
 別のところには阿弥陀如来を中尊として左右に薬師、愛染明王、釈迦が彫られています。その隣には釈迦如来群があります。
堂ヶ迫石仏群
 山王山石仏はホキ石仏群、堂ヶ迫石仏群からは谷を隔てたところにあります。
山王山石仏
 通称「かくれ地蔵」と呼ばれる3体の如来像で、中尊の如来は高さ2,6m、豊満な体で童顔です。
山王山石仏
 古園石仏は山王山石仏から山裾に下り、丘に沿ったところにあります。崖を深くえぐって彫られています。
古園石仏
 中尊の大日如来像は豊かな頬と半月の眉、半眼を閉じた目、小さな唇でわが国の石仏中でも最高傑作といわれています。
古園石仏


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