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北海道・釧路の旅    厚岸郡厚岸町

正行寺
しょうぎょうじ
北海道厚岸(あっけし)郡厚岸町梅香1−19
Tel 0153-52-2443


 真宗大谷派は東北海道方面の開教のため、明治10年(1877)現地調査をし、明治12年(1879)、僧恵明を着任させて、湾月町に厚岸説教場を開いたのが正行寺の始まりです。
 現在の本堂は、新潟県西頸城郡西海村(現糸魚川市)の浄土真宗満長寺にあった寛政11年(1799)建築の本堂を移築したものです。明治42年(1909)に解体して船で輸送し、2年後に落慶法要が営まれています。
 正行寺本堂は平成4年(1992)道東で初の国の重要文化財の指定を受けました。正面18.3m、側面21mで、正面に向拝、内部には内陣、余間、外陣、参詣間を有しています。
 内陣廻りの唐狭間には牡丹の透かし彫りや極彩色を施しており、北海道の近世寺院としては、豪華で格調高いものです。最近本堂が建立された江戸時代の貴重な古文書が大量に使われていることが分かり全文解明に乗り出すことが決まりました。
 平成21年(2009)、正行寺鐘楼も国の登録有形文化財に指定されました。明治41年(1908 ) に建立され、桁行一間、梁間一間の入母屋造りで、吹放ち鐘楼です。



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