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北海道・留萌(るもい)の旅  留萌郡小平町

旧花田家番屋
きゅうはなだけばんや
北海道留萌郡小平町字鬼鹿広富
Tel 0164-57-1411


 番屋とは明治から大正にかけて盛んだったニシン漁に従事した漁夫たちの宿舎です。旧花田家番屋は道内に残る番屋の中で最大の規模を有しています。
 旧花田家番屋は明治38年(1905)頃、当地の素封家、花田伝作氏によって建てられました。最盛期には18のニシン定置網を経営する道内屈指の網元でした。
 間口約40m、奥行き約23mの木造一部2階建てで、延べ床面積906平方mもあります。入母屋造りの玄関を入るとニワと呼ぶ土間があります。漁具や生活道具も展示されていて、往時の賑わいを伝えています。
 昭和46年(1971)国の重要文化財に指定されました。これを機に小平町がこの建物を買取り、3年の年月と約1億9千万円の費用を投じて解体修復しました。
 小さな郷土資料館も併設されています。小平町の歴史と、沈没した泰東丸がテーマになっています。泰東丸は樺太からの引き上げ船で、終戦から一週間過ぎた昭和20年(1945)8月22日にソ連の潜水艦の攻撃を受けて沈没し、1708名の尊い命が奪われました。
小平町郷土資料館
 道の駅「おびら鰊番屋」は、旧花田家番屋の敷地内にあります。イワシ番屋にあわせて、古い木造の番屋風に仕上げてあります。旧花田家番屋の見学受付もここでしています。道の駅周辺は「にしん文化歴史公園」として整備されています。
道の駅 おびら鰊番屋



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