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北海道・後志(しりべし)  虻田郡ニセコ町

有島記念公園
ありしまきねんこうえん
北海道虻田郡ニセコ町有島57


 有島農場は明治31年(1898)大蔵省の官吏だった有島武(たけし)が政府から払い下げを受け開拓した350ヘクタールの農場でした。今は有島記念公園として整備され、一角には有島記念館があります。
 この農場を次いだ長男の武郎(たけお)は農場小作人の悲惨な現実を目のあたりにして、大正11年(1922)土地は私有すべきではないという考えから農場解放をしました。
 有島武郎は大正時代を代表する作家です。名作「或る女」という小説の一部はこの農場の事務所で執筆されたといわれています。
 敷地内に立つ有島記念館には、白樺派の文学者有島武郎の直筆書簡や絵画などが展示されています。弟の有島生馬(いくま)、里見惇(さとみとん)などと文学や農場解放と共生農団についての精神も伝えています。
 明治43年(1910)武者小路実篤や志賀直哉らと雑誌「白樺」を創刊し数々の名作を発表しました。
 「カインの末裔」の文学碑です。この他にも「惜しみなく愛は奪う」「一房の葡萄」「或る女」など有名です。
 農場を開放した翌年の大正12年(1923)6月、婦人記者であった波多野秋子と軽井沢で心中しています。



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