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千葉の旅と歴史
千葉の旅      君津市

神野寺
じんやじ
千葉県君津市鹿野山324−1
Tel 0439-37-2351


 鹿野山(かのうざん)神野寺(じんやじ)は、真言宗智山派のお寺です。1400年前、聖徳太子によって開かれた房総の古刹で、初詣には約40万人もの参詣客が訪れます。春には桜、夏にアジサイ、秋に紅葉で有名です。
 本尊の薬師如来、軍荼利明王は、聖徳太子により安置されたと伝えられています。鹿野山は、古来より霊山として崇められ、鋸山、清澄山と並んで房総の三名山に数えられています。
 天安元年(857)慈覚大師円仁、嘉録年間(1225-1227)には親鸞の入山が伝えられています。永正年間(1504-1521)に真言宗の僧弘範により中興されました。徳川家康も復興に力を入れ、十万石の格式を与えていたそうです。
 本堂の南東に、軍茶利塔、江戸中期に建てられた鐘楼、六角堂造りの観音堂があり、その東に四脚門があります。境内には徳川家康ゆかりの石灯篭が並び、高浜虚子、芭蕉の句碑などもあります。
 奥の宝物殿には、左甚五郎作と伝わる白蛇や運慶作の仁王面が展示されています。江戸時代の名仏師の貴重な彫刻・仏像・寺宝などが数多く展示されていて、中にはモンゴルの恐竜の卵などもあります。

神野寺表門(国重文)
 神野寺の表門は四脚門で永正年間(1504-1521)に改築されたものです。釘を一切使っていない均整のとれた禅宗様式の表門で、切妻造りで茅葺き屋根です。表門は国の重要指定文化財に指定されています。
神野寺表門

神野寺本堂
 神野寺の本堂は千葉県の有形文化財に指定されています。間口5間、奥行5間、重層、入母屋造りで銅板瓦棒葺きです。正面に唐破風造りの向拝を付けています。堂内の格天井には狩野派の絵が描かれ、厨子、須弥壇の構造も優れています。
神野寺本堂

神野寺奥の院
 神野寺の奥の院は飯縄宮殿ともいわれています。元禄16年(1703)の造営で、間口4間、奥行5間で内陣には宮殿が設けられています。本尊は飯縄大権現です。これは白狐の乗った烏天狗だそうです。
神野寺奥の院


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