あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
千葉の旅と歴史
千葉の旅      夷隅郡御宿町

メキシコ塔
めきしことう
千葉県夷隅郡(いすみぐん)御宿町(おんじゅくまち)岩和田702
Tel 0470-68-2513


 スペイン船がメキシコに帰る途中、嵐に遭い岩和田海岸沖で難破、村民が総出で救助しました。この友好関係を記念し昭和3年(1928)に高さ17mのメキシコ搭(日西墨三国交通発祥記念碑)が建てられました。
 慶長14年(1609)、フィリピン諸島総督ドン・ロドリゴは任期を終え、帆船サンフランシスコ号でメキシコに帰国の途中でした。嵐に遭って岩和田・田尻海岸で座礁してしまいました。御宿の村人たちは総出で救助にあたり、乗組員373人のうち317人を助け出しました。一行は翌年、三浦按針の建造した船で無事メキシコにたどりついたそうです。
 遭難当時のメキシコはスペインの属領でした。日本とスペイン、メキシコ修好の契機になりました。御宿は昭和53年(1978)にアカプルコ(メキシコ南部ゲレロ州)とこれが縁で姉妹都市協定を結んでいます。

 メキシコ塔へ向かう石段の入口にはロペス・メキシコ大統領来訪記念碑が建てられています。昭和53年(1978)11月1日。国賓として来日したホセ・ロペス・ポルティーリョ大統領は、日西墨交通発祥の地である御宿町を訪れ、御輿に乗り、日の丸の扇を高くかざし「エルマーノ(兄弟よ)!」を連呼したそうです。
ロペス大統領来訪碑


 千葉トップページへ 旅と歴史トップページへ


直線上に配置