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群馬の旅
安中市
めがね橋(碓氷第3アーチ)
めがねばし(うすいだい3あーち))
群馬県安中市松井田町坂本
めがね橋は信越線アプト式鉄道時代に使われた第3橋梁です。橋梁は第2橋梁から第6橋梁までの5基が残っていて、「碓氷峠鉄道施設」として国の重要文化財に指定されています。
鉄道は碓氷の急峻を越えるためドイツのハルツ山鉄道のアプト式が採用されました。橋梁の設計者はイギリス人のパゥネル技師らです。明治25年(1892)12月に竣工され26年にかけて建設されました。煉瓦造りのアーチ橋で長さは87.7m、高さは31mあります。
こう配は1000分の66.7という旧国鉄最高のこう配です。昭和38年9月に速度改良のため廃止になりました。優れた技術と芸術的な美しさは今なおその威容を残しています。
明治政府は最重要の輸出品だった生糸産業の振興と、東日本の兵員を輸送するためこの鉄道を完成させました。
500人以上の犠牲者を出しながら、わずか2年間の工期でこの大工事は出来上がったのです。
現存する12のトンネルの入り口はすべて違ったデザインになっています。基本的にはレンガ積みですが切り石も巧みに組み合わせ、特異な外観になっています。
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