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群馬の旅と歴史
群馬の旅      渋川市

真光寺
しんこうじ
群馬県渋川市渋川748


 威徳山真光寺は天台宗の古刹です。あじさい寺として有名で、天台宗の関東五ヶ寺に数えられ、西国三十三ヵ所、坂東三十三ヵ所、秩父三十四ヵ所の観音像を安置し、北関東一の閻魔像を安置しています。
 慈覚大師円仁が平安時代初期に開山したと伝えられ、統治していた長尾家などに庇護され、長尾景仲は江ノ島の弁財天の分霊を勧請し信仰を広げました。その後、叡海法印により関東天台宗の渋川談義所となり繁栄しました。
 元亀2年(1572)、白井城が武田方の真田昌幸に攻められ落城しました。その兵火により多くの堂宇が焼失しました。翌年、武田信玄より安堵され、江戸時代には朱印地50石を安堵され、天台宗の関東五ヶ寺に名を連ねました。

得蓮大徳入定石
 僧・得蓮大徳(とくれんだいとく)が極楽往生と真光寺の繁栄を願い、観音堂と閻魔堂の間に穴を掘り、生きたまま棺桶に入り、地上に出した竹筒だけで生をつなぎ、宝暦10年(1760)に念仏を唱えながらら即身仏になったそうです。
得蓮大徳入定石

真光寺洪鐘
 真光寺洪鐘は江戸時代初期の万治3年(1660年)に造られた梵鐘です。地元の金井五郎右衛門の作で上品な音色です。そのため第二次世界大戦での金属供出を免れました。昭和27年(1952)に群馬県の重要文化財に指定されています。
真光寺洪鐘

木彫狛犬
 木彫狛犬は蹲踞(そんきょ)の姿勢をしている阿形、吽形の一対で、木彫り寄木造りの上に布を張り漆塗りされているそうです。室町時代の作風で、総高52.5cm、鼻より尾まで67.5cmあります。昭和27年(1952)に群馬県の重要文化財に指定されています。
木彫狛犬


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