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群馬の旅と歴史
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七日市藩邸跡
なのかいちはんていあと
群馬県富岡市七日市1425
Tel 0274-63-0053 富岡高校


 七日市藩邸跡は群馬県立富岡高校の中にあります。七日市藩は上州前田氏が治めていました。敷地内には、天保13年(1843)に建てられた藩邸の一部が残り「御殿」と呼ばれています。
 富岡高校のシンボルとなっている門は「黒門」と呼ばれ「御殿」の中門です。現在も生徒の通用門として使用されています。
 「黒門」という呼び名は加賀宗主家江戸屋敷の赤門(東大)に対して使ったそうです。
 七日市藩主は加賀の前田家の分家が当っていました。上州には幕府の蔵入り地や小藩がたくさんあり、小幡藩織田家 (明和事件後は松平氏)などもありました。
 七日市藩の藩祖は、加賀藩の藩祖・前田利家57歳の時の庶子、五男の前田利孝です。大坂の陣で利孝は徳川秀忠に属して出陣しその功により、元和2年(1616)、上州甘楽で1万石を与えられ、七日市に陣屋を構えました。
 小藩で、天保の大飢饉などの天災も相次ぎ、本家である加賀前田藩の財政的援助を受けて、ようやく存続していたような小さな藩だったようです。
 以後、七日市藩は一家支配で、上州前田家12代の陣屋として明治維新まで存続しました。


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