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群馬の旅と歴史
群馬の旅      富岡市

龍光寺
りゅうこうじ
群馬県富岡市富岡1093
Tel 0274-62-0528


 龍光寺の墓地には、数カ所に分散されて48人の旧官営富岡製糸場工女の墓があります。明治6年(1873)6月には全国から集められた工女はは550人を上回ったそうです。
 富岡製糸場は官営の模範製糸工場として、明治5年(11872)10月に操業を開始しました。そして機械による製糸の技術習得のため多くの女性が集められたのです。
 明治26年(1893)までに不幸にして病気などで亡くなった者女性は64人ほどいて、大半は遠い異境の地から富岡にきた人たちでした。この龍光寺と海源寺に埋葬されたそうです。
 龍光寺で有名な物は板碑 (いたひ)と梵鐘です。緑泥片岩という青石を材料とした、高さ140cm、幅45.5cmの長方形の板碑は群馬県の有形文化財に指定されています。
 胎蔵界大日真言とその鏡文字を五輪塔形に組み合わせてあるのだそうです。胎蔵界大日の報身真言を示す種子(ア、ビ、ラ、ウーン、ケン)を五輪塔形に組み合わせて薬研彫りで刻んであるのです。
 貞治三年(1364)申辰卯月日」「逆修」「聖書」の銘があります。欠けたところやすり減った所など見あたりません。綺麗に彫られた板碑です。
 浄土宗の龍光寺は慶長17年(1612)宮崎宿(現富岡市宮崎)にありました。新田開発のためこの地に移ったそうです。その時の中興開山は寂誉道楽で、第2世はのちに太田の大光院の開山となった呑龍(どんりゅう)上人だったそうです。
 龍光寺の梵鐘(ぼんしょう)は総高約112cm、口径約65cmで室町時代の鋳造と推定されています。昭和26年(1951)県指定重要文化財になっています。


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