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神奈川の旅と歴史
神奈川の旅      足柄下郡箱根町

大涌谷
おおわくだに
神奈川県足柄下郡(あしがらしもぐん)箱根町
Tel 0460-85-5700 箱根町総合観光案内所


 大涌谷は箱根火山の名残をとどめるエリアです。強烈な硫黄臭や立ちのぼる白煙、ボコボコと噴き出す温泉などが火山の底知れないパワーを垣間見せてくれます。
 箱根登山鉄道で強羅まで行き箱根登山鉄道早雲山ケーブルカーで早雲山駅まで行きます。そこで箱根ロープウェイで大涌谷まで行けます。
 大涌谷付近の高さは地上130mで眺めがよいので知られています。箱根連山や相模湾まで一望のもとに眺められます。
 大涌谷から姥子を経て桃源台まで行けるようになっています。全長は4035m、世界有数の長さを誇るロープウェイです。
 約4000年前に起きた箱根火山活動の最終期にできたのがこの大湧谷です。大湧谷を中心に、江戸時代には箱根7湯、現在では掘削が進み17湯から19湯の温泉地になっています。
 箱根連山の最高峰1438mの神山(かみやま)の爆裂火口跡でもあります。 今も噴煙が止むことなく吹き出しています。
 大湧谷駅前の大駐車場を起点として一周約40分の大湧谷自然探求路が設けられています。
 大涌谷は芦ノ湖と並ぶ箱根を代表するビュースポットです。箱根の山々を従えた雄大な富士山を展望でき、40万年前の火山活動の名残りを今に伝える噴煙地も魅力たっぷりです。
 一つ食べれば7年長生きするという有名な、真っ黒なくろ玉子が売られています。温泉の中で10分から15分ゆでると黒くなります。
 温泉に含まれる硫化水素と鉄分が結合して硫化鉄となって自然に黒くなるのです。温泉から出してさらに5分ほど蒸すとおいしい玉子が食べられます。
 くろ玉子は駐車場の売店でも売られています。鮮度を保つため専用のケーブルに入れて空中を使って運ばれていました。
 噴煙上げる冠ヶ岳山麓です。大涌谷の香りは、香り100選に選ばれています。
 昔は「大地獄」とよばれていましたが、明治6年に明治天皇・皇后両陛下が箱根に御静養に来られる際に「両陛下がお出になる地に地獄があってはおそれ多い」と大涌谷と改称されたそうです。
 昔は林がありましたが、大涌谷ができて地温が上がり、有害なガスも発生したためにブナなどは枯れてしまいました。ノリウツギ、アセビ、リョウブ、サラサドウダンなどは生き残っています。


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