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神奈川の旅と歴史
神奈川の旅      鎌倉市

鎌倉宮
かまくらぐう
神奈川県鎌倉市二階堂154


 鎌倉宮は建武の中興(建武の新政)に倒れた護良親王を崇敬する明治天皇の強い意志によって創建された神社です。地元では大塔宮と呼ばれています。祭神である護良親王は後醍醐天皇の第三子で父とともに鎌倉幕府を倒し建武中興を実現しました。
 その後、護良親王は後醍醐天皇や足利尊氏と反目し後醍醐天皇の命により建武元年(1334)に捕らえられ、鎌倉にいた尊氏の弟、足利直義に預けられ、現在鎌倉宮となっている場所にあった東光寺に幽閉されました。翌、建武2年(1335)の中先代の乱の混乱の中で、東光寺において殺害されてしまいました。
 明治天皇は建武の中興を大変意義深いものとしてとらえ、南朝の皇族や武将を祀る15の神社を創建しました。建武中興十五社と呼ばれ、鎌倉宮もその一つです。元弘3年(1333)の吉野城落城の時、忠臣の村上義光が護良親王の身代わりとなって切腹しました。欅の大木で彫り上げた、「撫で身代わり様」像などが置かれています。


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