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神奈川の旅と歴史
神奈川の旅      鎌倉市

浄光明寺
じょうこうみょうじ
神奈川県鎌倉市扇ガ谷(おうぎがやつ)2−12−1
Tel 0467-22-1359


 泉谷山(せんこくざん)浄光明寺は真言宗泉涌寺派のお寺です。鎌倉幕府6代執権・北条長時が建長3年(1251)に、浄土(諸行本願義)、真言、華厳、律の4宗兼学の寺として創建しました。開山には真聖国師といわれた真阿(しんあ)を招聘しています。
 文永元年(1264)、長時は36歳で死去し、この浄光明寺に葬られています。以後、長時に始まる赤橋流北条氏の菩提寺となっています。元弘3年(1333)、後醍醐天皇から上総国山辺郡(千葉県東金市)と相模国波多野荘(秦野市)の寺領を寄進され、成良親王の祈願所になっています。
 建武2年(1335)、足利尊氏は後醍醐天皇に叛旗をひるがえして挙兵する前、天皇への謀反の意思がないことを示すためこの浄光明寺にて謹慎したとも伝えられています。後に尊氏、弟の直義より度々寺領の寄進を受け、直義は康永3年(1344)と観応2年(1351)に仏舎利を寄進しています。
 応永6年(1399)、鎌倉公方であった足利満兼は父・氏満と祖父・基氏の遺骨を分け浄光明寺に安置し、以降、鎌倉公方の菩提寺となっています。浄光明寺境内・冷泉為相(れいぜんいためすけ)墓は国の史跡に指定され、嘉元4年(1306)の銘のある石造五輪塔は国の重要文化財に指定されています。


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