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神奈川の旅と歴史
神奈川の旅      鎌倉市

寿福寺
じゅふくじ
神奈川県鎌倉市扇ヶ谷1−17−7
Tel 0467-22-6607


 亀谷山(きこくさん)寿福寺は臨済宗建長寺派のお寺で、鎌倉五山第3位の古刹です。源頼朝は落馬が原因で建久10年(1199)に亡くなりました。正室の北条政子は夫の冥福を祈るため翌年の正治2年(1200)、明庵栄西を開山に招聘して創建しました。
 この地は亀ヶ谷と呼ばれる源氏家父祖伝来の地で、頼朝の父・源義朝の旧邸もここにあったといわれます。頼朝は最初にこの地に幕府を建てようとしましたが、スペースの問題などで断念したいきさつがありました。
 開山した栄西は仁安3年(1168)、文治3年(1187)に宋に学び、博多に聖福寺、京都に建仁寺を開きました。日本に初めて臨済宗を伝えた人で、「喫茶養生記」を著すなど、お茶を飲む習慣を日本に伝えた事でも知られています。
 寿福寺は創建当時、七堂伽藍を擁し、14の塔頭を持つ大寺院でしたが、宝治3年(1247)、正嘉2年(1258)の火災で灰燼に帰しています。墓地には、高浜虚子、大佛次郎などの墓があり、奥のやぐら(鎌倉地方特有の横穴式墓所)には、北条政子と源実朝の墓と伝わる五輪塔があります。

寿福寺境内(国史跡)
 寿福寺境内は昭和41年(1966)に国の史跡に指定されています。外門、山門、庫裏、鐘楼、寛文4年(1664)に再建されている仏殿などが建ち並んでいます。外門から山門の間の敷石道は静寂感が漂い、仏殿の前にビャクシンがあり、往時の面影を残しています。
寿福寺境内


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