神奈川の旅　　　　　　横浜市中区

神奈川県庁本庁舎
かながわけんちょうほんちょうしゃ
神奈川県横浜市中区日本大通１
Tel 045-210-1111
（国重文）

神奈川県庁の本庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上５階・地下１階の建物です。大林組により昭和２年（1927）に着手され、建築工事費約２７５万円を費やして昭和３年（1928）１０月末日に完成しました。旧庁舎が関東大震災で被災したため、建て直されたのです。

公開設計競技で採用された小尾嘉郎の案を基に、神奈川県内務部の成富又三が設計し、佐野利器が建築顧問に加えられ施工されました。帝冠様式といわれる天守閣の様な塔屋を中央に載せた外観は昭和初期の流行の先駆けになりました。

外壁のスクラッチタイル貼りと高さ４８．６ｍの「キング」の愛称がある中央の高塔が特徴です。横浜税関本関庁舎「クイーン」、 横浜市開港記念会館「ジャック」と共に、 横浜の３塔として親しまれています。神奈川県庁本庁舎は令和元年（2019）に国の重要文化財に指定されました。

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