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神奈川の旅と歴史
神奈川の旅    横浜市中区

関帝廟
かんていびょう
神奈川県横浜市中区山下町140
Tel 045-226-2636


 中華街大通りから1本はずれて、横浜中華学院の横にあるのが関帝廟です。中華街の鎮守として、三国時代の英傑・関羽が祀られています。明治6年(1873)居留民によって、山下町付近に日本で最初の小さな廟が創建されたのが始まりだそうです。 
 初代の関帝廟は関東大震災で全壊し、次代の関帝廟も昭和初期に第2次世界大戦の戦災により消失しました。昭和61年(1986)の元旦にも原因不明の出火により焼失して現在は第4代目です。再建され、その姿は中国の物よりも立派だといわれているそうです。
 「関帝信仰」とは、三国志で活躍した武将「関羽」が神格化され崇拝されているものです。関羽の没後、仕えていた劉備一族により、その功績をたたえられ廟を建立したことが始まりとされています。
 「義」に厚く弱い者の味方でありつづけた関羽を、その後の「晋・唐・宋・元・明・清」の各朝廷も、その精忠・守義に感動し帝位 を授けたことから、護国の神明として中国全土に関帝廟が建立されるようになったそうです。
 武将であった関羽は「武神」としての崇拝の他に、生涯を通 して厳格に「忠義」を貫いたことから「約束を守る」ことのシンボルとなり、信用を重んじる商人の間で「商業神」として崇拝されるようになったのです。


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