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埼玉の旅と歴史
埼玉の旅      川越市

仙波東照宮
せんばとうしょうぐう
埼玉県川越市小仙波町1丁目21
Tel 049-224-3431


 仙波東照宮は喜多院の南側にあります。元和2年(1616)駿府で徳川家康が没し、その遺骸を久能山から日光山へ移す途中、天海僧正によって喜多院で4日間の法要が営まれました。その後、日光山へと遺骸は運ばれ、東照宮に祭られました。
 天海僧正は寛永10年(1633)年、喜多院の境内に東照宮(仙波東照宮)を建立しました。この場所は中院の仏地院が建てられていた場所でした。
 寛永15年(1638)川越城下は寛永の大火に見舞われます。喜多院は山門を残し、ほぼ全焼。東照宮も焼け落ちました。3代将軍徳川家光によって川越藩主で老中の堀田正盛が造営奉行に命ぜられ、幕府によって、寛永17年(1640)に再建されました。
 この再建された社殿が、現在の仙波東照宮です。日光・久能山とともに三大東照宮の一つに数え上げられています。江戸時代を通じ社殿や神器など、すべて江戸幕府直営で行われたそうです。本殿、唐門、拝殿及び幣殿、随身門、石鳥居、瑞垣が国の重要文化財に指定されています。

仙波東照宮随身門(国重文)
 丹塗りが鮮やかな仙波東照宮の随身門は切妻造り、とち葺き形銅板葺きの、八脚門です。江戸時代中期の寛文から寛延年間(1661-1750)頃に建てられています。昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮随身門

仙波東照宮鳥居(国重文)
 仙波東照宮の鳥居は江戸時代前期の寛永15年(1638)に建てられた石造明神鳥居です。柱に寛永十五年九月十七日の刻銘があります。昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮鳥居

仙波東照宮拝殿・幣殿(国重文)
 仙波東照宮の拝殿は、間口3間、奥行2間、単層入母屋造りの銅瓦葺きで、正面にに1間の向拝が付いています。美しい丹塗りの建物で、軒下の木鼻や蟇股には極彩色の彫刻が施されています。内部には江戸初期の謎の天才絵師・岩佐勝以による三十六歌仙額(国宝)が掲げられています。幣殿とともに昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮拝殿

仙波東照宮本殿(国重文)
 極彩色の仙波東照宮の本殿は銅瓦葺きの、三間社流造りです。江戸時代前期の寛永17年(1640)に造営されています。仙波東照宮は他の東照宮のような権現造りではなく、拝殿・幣殿と本殿が分離しています。丹塗りを基調に柱と高欄や桟唐戸に黒漆塗りを施したコントラストの強い外観です。昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮本殿

仙波東照宮瑞垣(国重文)
 仙波東照宮の瑞垣(みずがき)は江戸時代前期の寛永17年(1640)に造られています。一周延長30間、本瓦葺きで東照宮本殿の周りを囲っています。昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮瑞垣

仙波東照宮唐門(国重文)
 仙波東照宮の唐門は本殿の前にあり、江戸時代前期の寛永17年(1640)に造られています。 銅板葺きの、一間一戸平唐門です。昭和21年(1946)に国の重要文化財に指定されています。
東照宮唐門


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