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栃木の旅
芳賀郡市貝町
入野家住宅
いりのけじゅうたく
栃木県芳賀郡市貝町赤羽2877
Tel 0285-68-4380
入野家住宅は天保7年(1836)に建てられ同12年(1841)に完成した住宅です。入野家は江戸時代初期から名主を務め、この家は村民の救済事業として建てたそうです。主屋と長屋門は国の重要文化財に指定されています。
昭和61年(1986)から63年(1988)にかけて主屋の半解体、長屋門の解体工事を行い、当時の姿に復元しています。入野家住宅は市貝町の唯一の国指定重要文化財です。
入野家住宅主屋(国重文)
入野家住宅の主屋は寄棟造り、茅葺きで一部が2階になっています。間口10間半、奥行4間半の主体部と、その上手前よりに間口7間半、奥行2間半の座敷部がくい違いに配されています。棟は前後に平行してその間を短い棟でつないでいます。主屋は昭和43年(1968)に国の重要文化財に指定されています。
入野家主屋
入野家住宅長屋門(国重文)
入野家の長屋門は入母屋造り、茅葺きで、間口9間半、奥行2間半、中央2間半に潜戸付の扉口があります。栃木県の南東部の典型的な上層農家建築で、大きな改造もされておらず、往時の姿がよく保存されています。長屋門は昭和43年(1968)に国の重要文化財に指定されています。
入野家長屋門
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