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栃木の旅と歴史
栃木の旅       芳賀郡益子町

円通寺
えんつうじ
栃木県芳賀郡(はがぐん)益子町大沢1770
Tel 0285-72-2724


 大沢山円通寺は浄土宗名越派のお寺で、応永9年(1402)良栄上人によって開創されました。大沢文庫を設け足利学校などと並び学問所として多くの僧を育成し、大いに隆盛しました。天文10年(1541)に大伽藍の一部が焼失。天正2年(1574)には勅願所となっています。江戸時代には江戸幕府から朱印状が与えられていました。
 明和5年(1872)にも火災に遭いますが、表門と一切経塔は焼失を免れました。明治時代になって衰退しました。円通寺は県指定重要文化財の阿弥陀如来像、観音菩薩像ほか数多くの寺宝を所蔵しています。裏山には県指定重要文化財の入定塚古墳もあります。


円通寺表門(国重文)
 円通寺の表門は室町時代後期の永正8年(1511)の墨書が残されています。唐様の四脚門で、切妻造り、屋根は昔は茅葺きで現在は銅板葺き、主柱と控柱は丸柱になっています。 装飾の手法は室町時代の特徴をよく表していて、大正5年(1916)に国の重要文化財に指定されています。
円通寺表門

円通寺一切経塔
 境内の奥の小高い丘には一切経塔が建っています。円通寺40世良範上人が文化6年(1609)入山し、文化13年(1816)に再建したもので、3間4方の重層、屋根は頂部に露盤と宝珠をのせた宝形造りです。中世より江戸時代まで文化の中心を成した大沢文庫の面影を伝える建物で、栃木県の重要文化財に指定されています。
円通寺


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