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栃木の旅と歴史
栃木の旅       那須郡那珂川町

唐の御所横穴
からのごしょよこあな
栃木県那須郡那珂川町和見岩下
Tel 0287-92-5757


 唐の御所横穴は岩下地区にある国指定の遺跡で、6世紀後半から7世紀初頭頃の横穴古墳群です。 和見(わみ)・北向田(きたむかだ)から小口に至る西尾根に横穴墓群が散在しています。そして、これらを有名にしているのが唐の御所です。
 横穴はほぼ真南に向いて開口し、内部は横穴式石室と同じで玄室や玄門、羨道などがあります。玄室の長さは2.75m、中央での幅が2.34m、高さは奥壁前縁で1.9mで、玄室全体があたかも一戸の住宅を思わせるような構造です。
 天井は中央に棟木をつくり出し、左右に切妻の屋根に似せた勾配を持たせています。玄門の外側に戸をはめ込むための彫り込みが施してあり、全国的にみても精巧な遺構です。
 唐の御所は1300年前の横穴の墓で国の史跡に指定されています。周辺には、遠見穴、姫穴などの名称で呼ばれる横穴墓があります。

唐の御所伝説
 平将門の滅亡後その家来の三島城主小高出雲守将良が一族を率いて落ち延びてきました。黄泉寺という一寺を建立した所、後、将門の娘もこれを頼ってこの地に逃れてきたそうです。
 剃髪して如蔵比丘尼と称しました。洞穴にひそんで一子相馬太郎良門を 生みました。その秘密が外に洩れることを恐れて、唐の王妃が配流され隠れ住んでいるといいふらしたそうです。そのために唐の御所と呼ばれるようになりました。


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