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東京の旅と歴史
東京の旅          文京区白山

小石川植物園
こいしかわしょくぶつえん
東京都文京区白山3−7−1


 小石川植物園は東京大学理学部附属植物園小石川本園といいます。前身は徳川幕府直轄の小石川御薬園です。5代将軍綱吉がまだ館林藩主だった頃、白山御殿と呼ばれる下屋敷があったところです。
 貞享元年(1684)、この地に幕府の薬草園の小石川御薬園が造られました。8代将軍吉宗の時にほぼ現在と同じ規模に拡大され、享保7年(1722)には山本周五郎の小説赤ひげ診療譚の舞台となっ小石川療養所が併設されました
 明治維新後は薬園は東京府、その後文部省の管轄となり、明治4年(1871)に小石川植物園となりました。明治10年(1877)、東京帝国大学の所管となりました。16万1千平方mの園内には、約4千種の植物が植えられています。敷地内には旧東京医学校本館が移築保存されています。

旧東京医学校本館(国重文)
 旧東京医学校本館は昭和44年(1969)にこの小石川植物園内に移築されました。翌年の昭和45年(1970)には国の重要文化財に指定されています。
旧東京医学校本館
 旧東京医学校本館は明治9年(1875)に完成しました。建築面積430.6平方mで、木造2階建で、明治政府が諸官庁の建築工事を管掌させた工部省営繕局の設計です。桟瓦葺きで、正面玄関や半八角形の車寄せがあり、中央部には塔屋が付いています。
旧東京医学校本館
 明治10年(1876)、東京医学校と東京開成学校を毋胎とした東京大学が発足してからは、帝国大学医科大学本館となりました。その後、史料編纂掛、大学営繕課、施設部庁舎などに使用されました。大学発祥の由緒を持つ建物として、学校教育史上非常に価値があります。
旧東京医学校本館


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