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東京の旅と歴史
東京の旅          中央区勝鬨

勝鬨橋
かちどきばし
東京都中央区築地〜勝鬨


 隅田川の下流、築地市場や月島の近くに勝鬨橋が架かっています。明治38年(1905)、日露戦争の旅順陥落を祝って有志が「勝鬨の渡し」という築地と、対岸の月島の間を結ぶ渡し船の施設を作りました。
 勝鬨橋は、「皇紀2600年」を記念して月島地区で開催予定であった日本万国博覧会へのメインゲートとして計画されました。日中戦争の激化などもあって軍部の反対により万国博覧会は開かれませんでしたが、昭和15年(1940)に当時の最先端技術の粋を集めて建設されました。
 当時は隅田川を航行する船舶が多く、3000トン級の船舶が航行することを視野に入れた可動橋とされました。昭和43年(1968)までは、1日5回20分ずつ開き、橋上を都電が走っていました。現在は車のみで閉じられています。

勝鬨橋(国重文)
 勝鬨橋は橋長246m、橋幅22m、橋梁総重量は8480トンの鉄筋コンクリート造りの鋼製跳開橋です。上部構造は中央二連の跳開部分と、その両側の固定部分で構成されています。跳開部分は、中路式の可動桁及び機械装置よりなり、固定部分は支間長86mの下路式タイドアーチです。
勝鬨橋
 海運と陸運の共栄を意図した特殊な構造形式で、国内唯一のシカゴ型二葉式跳開橋です。国内最大の可動支間を有する大規模かつ技術的完成度の高い構造物で、平成19年(2007)に清洲橋、永代橋とともに国の重要文化財に指定されました。
勝鬨橋


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