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東京の旅と歴史
東京の旅          台東区

東京国立博物館
とうきょうこくりつはくぶつかん
東京都台東区上野公園13ー9
Tel 03-5777-8600


 明治5年(1872)、湯島聖堂で文部省博物局による最初の博覧会が開催され、これを契機に博物館が創立されました。明治14年(1881)には上野公園内にジョサイア・コンドル設計の博物館が建設され、翌年、付属動物園(現上野動物園)とともにオープンしました。
 明治22年(1889)に帝国博物館と改称し、総長に九鬼隆一、美術部長に岡倉天心が就任しました。明治33年(1900)には東京帝室博物館と改称され、明治42年(1909)には大正天皇のご成婚を記念して表慶館が開館しました。ネオ・バロックの様式で重要文化財に指定されています。
 大正12年(1923)に起きた関東大震災で旧本館は大破し、翌年まで休館になり、その後も表慶館のみで再開されました。昭和12年(1937)、旧東京帝室博物館本館が再建されました。懸賞で募集し、一等になった渡辺仁案を原案として、 宮内省内匠寮が設計したものです。
 昭和22年(1947)には宮内省から文部省に移管され、国立博物館と改称し、昭和27年(1952)には現在の名称である東京国立博物館となりました。現在は本館、表慶館、 東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館がメインになっています。本館北側には日本庭園もあります。
 東京国立博物館には11万件以上収蔵品があり、国宝91件、重要文化財600件以上という日本を代表するものが数多く含まれています。 日本と東洋の美術・工芸品などを中心に展示しています。収蔵品の数は日本最大規模を誇っています。

旧東京帝室博物館本館(国重文)
 東京国立博物館の本館は旧東京帝室博物館本館として平成13年(2001)に国の重要文化財に指定されています。昭和12年(1937)に完成し、現在も現役で博物館の顔になっています。
東京国立博物館本館
 鉄骨鉄筋コンクリート造り、2階建、地下2階、正面玄関ポーチ付、本瓦葺きで建築面積は6601.8平方mと大きな建物です。中庭を2つ設けた日の字型平面で、正面中央前方に車寄を張り出しています。和風を基調としていて、意匠の完成度が高く、昭和初期の日本近代建築の完成された形で高い価値があります。
東京国立博物館本館

東京国立博物館表慶館(国重文)
 東京国立博物館の表慶館は明治42年(1909)、東宮皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の成婚を祝う目的で開館しました。設計は宮廷建築家の片山東熊(とうくま)です。昭和53年(1978)に国の重要文化財に指定されています。
東京国立博物館表慶館
 石造り及び煉瓦造り、2階建、銅板葺きで、建築面積は2049.4平方mです。ネオ・バロック様式の建物で、中央と南北両端にドームがあり、中央のドームは吹き抜け、南北のドームの下は階段室になっています。中央ホールのモザイクタイルを張った床は見応えがあります。
東京国立博物館表慶館

東京国立博物館東洋館
 東京国立博物館の東洋館には、中国、朝鮮、東南アジア、西域、インド、西アジア、エジプトなどの美術、工芸、考古遺物を展示しています。
東京国立博物館東洋館

東京国立博物館平成館
 平成11年(1999)「平成館」がオープンしました。建物は地下1階地上3階建て。1階は日本の考古遺物などの常設展示室になっており、2階は特別展示専用となっています。
東京国立博物館平成館


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