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愛媛の旅と歴史
愛媛の旅        松山市

浄土寺
じょうどじ
 愛媛県松山市鷹子1198
Tel 089-975-1730


 西林山浄土寺は、真言宗豊山派の古刹です。院号は三蔵院。本尊は釈迦如来。四国88箇所霊場の第49番札所です。
 天平年間に孝謙天皇の勅願を受けて恵明(えみょう)上人が開きました。本尊の釈迦如来像は行基が刻んだそうです。
 当初は法相宗でしたが、空海(弘法大師)が伽藍を再興した時に真言宗に改宗したということです。平安時代中期の天台宗の僧空也が天徳年間にこの寺に滞在して布教に努め浄土宗になったそうです。
 空也は醍醐天皇の息子だそうです。上人立像は空也上人が刻んだといわれています。空也は天徳年間(957-960)の頃ここを訪れ、3年後にこの地を去って行きました。村人が名残りを惜しんでせめてお姿なりともという懇願により自像を刻んだそうです。
 本堂は建久3年(1192)、源頼朝は堂宇を修復しました。しかし応永23年(1416)に兵火で焼失してしまいました。現在の本堂は文明14年(1482)、河野通宣の手で再建されたものです。
 この本堂は和様と唐様の折衷の代表作の建物で国の重要文化財に指定されています。木造空也上人像も同様に重要文化財です。
 浄土寺には、浄土宗の開祖円光大師、二世聖光上人、三世良忠上人の自作の像があったところから三蔵院と呼ばれています。


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