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香川の旅と歴史
香川の旅        高松市

冠纓神社
かんえいじんじゃ
香川県高松市香南町由佐1413
Tel 087-879-2604


 冠纓(かんえい)神社は「冠尾(かむろ)神社」ともいわれ、地元の人からは「かむろ八幡宮」と親しみを込めて呼ばれる香南町の氏神です。平安時代前期に智証大師円珍により創建されたといわれています。
 貞観3年(861)、讃岐巡礼中の円珍が井原庄に着いた時、鳩峰大自在王菩薩が現われて井原庄を鎮護するといったそうです。このため円珍はこの地の里人の力を借りて、宝蔵寺を建てました。
 細川頼之が厚く保護、尊崇し、京都の石清水八幡宮の冠纓を奉納しました。このことから冠尾(かむりお、又はかむろ)八幡宮と呼ばれるようになり、後に冠纓神社となったそうです。
 冠纓神社は細川氏による信仰・保護を受けて繁栄しました。細川氏が衰えた後も由佐氏がこれを引き継ぎました。後に讃岐国を支配した生駒親正や松平頼重も社領の寄進をするなど庇護しました。
 安倍晴明が神主をしていたという伝承もあり、境内には安倍晴明神社、陰陽道資料館などもあります。秋季例祭で披露される夫婦大獅子舞で使用される2頭の大獅子は県指定有形民俗文化財で、日本一の大きさともいわれています。
 境内には樹齢800年以上の楠を始め100種以上に及ぶ植物が群生しており、「冠纓神社社叢」として昭和52年(1977年)、香川県自然記念物に指定されています。
 境内には願い石・叶い石があります。しめ縄をした卵型の石をなぜながら「願」をかけると必ず願いが叶うといわれています。
願い石・叶い石


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