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香川の旅と歴史
香川の旅        善通寺市

善通寺
ぜんつうじ
香川県善通寺市善通寺町3ー3ー1
Tel 0877-62-0111


 善通寺は、香川県善通寺市にある寺院で真言宗善通寺派総本山です。四国八十八箇所霊場の第75番札所になっています。
 五岳山善通寺の本尊は薬師如来です。高野山金剛峯寺、京都東寺とならび3大霊跡のひとつに数えられています。
 善通寺は、弘法大師の父の佐伯善通から土地の寄進を受け、大同2年(807)に佐伯一族の氏寺として、弘法大師(空海)の師であった恵果が住んでいた長安の青龍寺を模して建立したといわれています。
 佐伯家は代々讃岐の国造(くにのみやつこ)を務めていたそうです。弘法大師の母は伊予親王の侍講、阿刀大足卿の妹の玉寄御前です。  
 善通寺は、父の名前からつけられ、山号の五岳山は、香色山(こうじきざん)・筆山(ひつざん)・我拝師山(がはいしざん)・中山(ちゅうざん)・火上山(かじょうざん)の5つの山の麓にあることから命名されたそうです。
 中世には足利氏、近世には高松松平家や丸亀京極家の庇護を受けて大いに栄えました。また、明治に入ると付近に陸軍基地が置かれ、軍都として発展しました。現在も陸上自衛隊善通寺駐屯地があります。
 広大な敷地を持つ善通寺は、道路を挟んで東院と西院に分かれています。東院には南大門(正門)・東門(赤門)・西の中門と 金堂・五重塔・鐘楼などがあり、西院には御影堂を中心に親鸞上人堂、 宝物殿、戦没者慰霊塔 などがあります。
 南大門を入ると、荘厳な五重塔があります。大師が創建した塔は兵火に焼かれ、後の文化元年(1804)に再建されましたが、これも焼失してしました。現在の塔は明治時代になって再建されたものです。三間半四方、高さ45.5mの総檜造りの塔です。
 御影堂(大師堂)は弘法大師誕生所として奥の院とされています。 大師の母である玉寄御前の住まいがあった所で、弘法大師はここで生まれたそうです。この下は戒壇巡りをすることができ、真っ暗な通路を南無大師遍照金剛と唱えながら進むと罪が消えるそうです。
 弘法大師が唐から持ちかえったといわれる国宝の金銅錫杖頭(こんどう しゃくじょうとう)をはじめ数多くの、文化財、寺宝など数千点を有しているということです。


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