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高知の旅と歴史
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旧山内家下屋敷長屋
きゅうやまうちけしもやしきながや
高知県高知市鷹匠町1ー3ー35


 高知の鷹匠公園付近に、南邸と呼ばれた土佐藩15代藩主の山内豊信(とよしげ)のちの容堂(ようどう)の下屋敷がありました。豊信の生家の山内南家は分家で、連枝五家の中では一番下の家柄でした。豊信は6歳から22歳までここで過ごしたそうです。
 13代藩主の山内豊熈が急死したあと、弟の豊惇が14代藩主につきましたが12日後に急死してしまいました。豊惇は病気のため隠居したという形をとり山内家の断絶を免れました。嘉永元年(1848)、豊信が藩主に就任したのでした。
 豊信は、元治元年(1866)、南邸の東に隣接する武家屋敷七軒を召し上げて長屋を建てさせます。この時建てられた長屋が、旧山内家下屋敷長屋です。国の重要文化財に指定されています。
 別邸下屋敷は明治時代は拡張され山内家本邸として使用されていましたが戦後に売却されて、跡地はホテル三翠園になっています。現在はこの長屋のほか門と物見亭が現存しています。慶応3年(1867)、物見亭で西郷隆盛と山内容堂が会見しました。


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