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徳島の旅と歴史
徳島の旅      海部郡美波町

薬王寺
やくおうじ
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285ー1
Tel 0884-77-0023


 薬王寺は四国八十八ヶ所霊場第23番札所です。「発心の道場・阿波」の最後の寺です。厄除けの寺としても有名です。33段の女厄坂、続いて42段の男厄坂があります。
 厄年の男女は各段ごとにさい銭を置いて厄落としをする風習があります。ですから石段はいつもさい銭であふれています。
 さらに本堂から瑜祇塔までの六十一段は厄坂と呼ばれています。瑜祇塔は寺宝の絵巻物などを展示した資料館になっており、一見の価値があります。
 薬王寺は太平洋にのぞむ、山の中腹に日和佐の町を見おろして建っています。このお寺は厄除けの寺として有名で、山門をくぐり桜並木の参道をぬけると右手に庫裏、鐘楼があります。坂を上ると本堂とその左に、大師堂、地蔵堂などが並んでいます。
 本堂には前向きと後ろ向きの二体の薬師如来が安置されています。これは文治4年(1188)の火災の際に飛んで行った本尊が新しい本尊の開眼供養していた時に戻ったことからこのような配置になったということです。正面からでも裏からでも参拝できるという本尊なのです。
 厄坂を上ったところに形の変った色あざやかな瑜祇(ゆぎ)塔がそびえています。密教の教義にも とづく塔で、屋根の上には五智をあらわす5つの相輪が立っています。密教寺院独特のもので、日本一の大きさを誇り寺のシンボルにもなっています。


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