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信州上田の旅と歴史
旧上田市内散策       上田市

日輪寺
にちりんじ
長野県上田市中央2ー14−3
Tel 0268-22-0571


 天照山日輪寺は曹洞宗のお寺です。真田氏の本家にあたる海野幸義が開基となり、天文14年(1545)に用山光受が開山したと伝えられています。幸義は海野棟綱の嫡男で、真田幸隆の従兄弟又は叔父になります。寺の名前は幸義の法名の日輪寺殿に由来しているそうです。海野家が没落すると真田家が庇護し真田昌幸がこの地に移したといわれています。

日輪寺観音堂
 日輪寺の山門の奧の正面には普門閣とよばれる観音堂があります。幸義が亡くなった後、海野氏の守り本尊であった聖観音が祀られました。別棟には子安観音も祀られています。
日輪寺観音堂
 普門閣は間口4間、入母屋造り、桟瓦葺き、妻入で、正面に軒唐破風の向拝を付けています。普門閣に掲げられている額は月舟宗胡禅師が書いたものだそうです。曹洞宗中興の師といわれる高僧と伝えられています。
日輪寺観音堂

日輪寺本堂
 日輪寺の本堂は普門閣の手前の左にあります。寺の紋は真田氏と同じ六文銭です。本尊である観世音菩薩像は海野家の守本尊で、8月9日の「りんご祭り」の際に御開帳が行われます。隣接する勢至堂は天明3年(1783)の浅間山大噴火で犠牲になった人々を弔うため、海野町出身の仁右衛門が建立したもので勢至菩薩像が安置されています。
日輪寺本堂



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