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秋田の旅と歴史
秋田の旅     男鹿市

赤神神社五社堂
あかがみじんじゃごしゃどう
秋田県男鹿市船川港本山門前字祓川35


 赤神神社五社堂は縁起によれば、貞観2年(860)慈覚大師円仁が当地に来て赤神山日積寺永禅院を創建したとされています。建保4年(1216)比叡山の山王七社を勧請して造営されましたが、うち2社が倒壊したため五社堂となったそうです。
 また、次のような伝説もあります。漢の武帝が5匹の鬼を連れて男鹿に上陸し、毎日鬼たちを酷使しました。たった1日里に降りて略奪狼藉したのを許したのがなまはげの起こりで、この5匹の鬼はこの五社堂に祀られているというのです。
 神社参道には当時、長楽寺と神仏混合していたので山門があり、「なまはげ」が一夜で作ったという999段の長い階段があります。赤神神社は本山自体を神とする信仰の山で、古来から特有の神として広く信仰されてきました。
 江戸時代には佐竹氏によって領内12社とされ社殿の建立などを寄進されています。 五社堂は宝永7年(1710)に建てられました。正面入母屋造り、背面切妻造の社殿が5棟、横一列に並びます。
 向かって右から三の宮堂、客人権現堂(まろうどごんげんどう)、赤神権現堂(中央堂)、八王子堂、十禅師堂と称します。五社堂には5匹の鬼が祀られています。向拝、屋根、柱、組み物などに珍しい工夫が見らる貴重な文化財です。
 明治以降、従来の神仏習合から神社として独立しました。平成10年(1998)から平成14年(2001)まで大修理が行われました。五社堂5棟は国の重要文化財に指定されています。赤神権現堂内にある一間厨子も国の重要文化財です。


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