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秋田の旅と歴史
秋田の旅     仙北市

たつこ像
たつこぞう
秋田県仙北市西木町西明寺


 金色の湖神・たつこ像は田沢湖のシンボルになっています。永遠の若さと美貌を願い、湖神となったと伝えられる、伝説の美少女たつこ姫のブロンズ像です。その姿は澄んだ青い湖水を背にして清楚です。岩手出身の彫刻家・船越保武氏の作品です。
 昔々、湖のそばに稀れにみる美しい娘辰子がいたそうです。美しさと若さを永久に保ちたいと、観音様のお告げの通り泉の水を飲むと、見る間に大きな龍に変身してしまいました。自身に起こった報いを悟り、辰子は、田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになりました。
 辰子の母は竜に化身した娘を悲しみ、別れを告げるため松明りの燃えさしを湖面に投げ捨てました。するとその燃えさしは見る間に尾びれがつき魚になりました。これが「木の尻鱒(きのしります)」です。今では田沢湖では絶滅したクニマスの話です。龍になった辰子は、田沢湖の主となって湖底深く沈んでいるそうです。


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