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青森の旅
弘前市
革秀寺
かくしゅうじ
青森県弘前市大字藤代1−4−1
Tel 0172-32-7460
革秀寺は、弘前城の西約1.3km、岩木川の左岸にある曹洞宗のお寺です。創建は慶長3年(1598)、長勝寺の格翁和尚の隠居寺として開かれたのが始まりと伝えられています。
革秀寺は藤崎村にありましたが弘前藩初代藩主津軽為信が慶長12年(1607)亡くなると、2代藩主津軽信牧(のぶひら)が、この地に移し、為信の菩提を弔うために伽藍の整備を行いました。
以来、歴代弘前藩主から庇護され寺領150石与えられ津軽三ヵ寺の1つとして寺運も隆盛しました。維新後は神仏分離令で衰退し、創建当時のものは本堂が残っているくらいです。
本堂は慶長15年(1610)頃、建てられたもので木造平屋建て、入母屋造り、平入り、桁行9間、梁間8間の茅葺きです。内部の扉や欄干などの彫刻、天井の手法などは桃山風の手法を多く残しています。
革秀寺本堂
外観は簡素ながら内部には様々な彫刻や桃山時代の手法を取り入れた津軽地方における曹洞宗寺院の古い典型を示しています。国の重要文化財に指定されています。
革秀寺本堂
革秀寺本堂左手にある津軽為信霊屋は、江戸時代初期に建立されたものを文化年間(1804〜17)に大修理し、現在の華麗な姿にしたものです。建立当初は境内全域を聖域化し、武士の立ち入りまで厳しく制限したそうです。
津軽為信霊屋
桁行1間、梁間1間、柱は総円柱、入母屋造り、妻入り、銅板葺きで正面軒唐破風付きの建物です。全体は極彩色で彩られ、内部には宝篋印塔と元弘前城の館神であった木造太閤秀吉座像が安置されているそうです。国の重要文化財に指定されています。
津軽為信霊屋
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