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青森の旅と歴史
青森の旅     弘前市

熊野奥照神社
くまのおくてるじんじゃ
住所 青森県弘前市大字田町4丁目1−1
Tel 0172-32-7663


 熊野奥照神社は弘前城の北東にある神社で、江戸時代までは熊野宮と呼ばれていました。創建は崇神天皇67年(紀元前31年)に勧請されたのが始まりと伝えられています。
 斉明天皇4年(658)、阿部比羅天がこの神社を崇敬、 熊野三所大権現を勧請し奥尾崎に祀りました。延暦7年(788)に比羅賀洲王が扇野庄(今の弘前)に遷座し、さらに池の中島に遷座しました。延暦21年(802)に桓武天皇により社殿が再建され高岡神社と称し、3年後、陸奥国高岡熊野神社となりました。
 天正16年(1588)に津軽為信が社殿を修築、慶長15年(1610)には津軽信枚(のぶひら)が社殿を再建しました。その後、天保13年(1842)社殿は津軽順承によって修復されています。熊野奥照神社となったのは、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃された時からです。
 本殿は慶長15年(1610)に再建された時のもので三間社流造り、こけら葺き、素木造りです。向拝の組物・手鋏(たばさみ)・繋紅梁(つなぎこうりょう)・懸魚(げぎょ)などの細部に桃山時代の建築様式が取り入れられています。昭和29年(1954)に国の重要文化財に指定されています。
熊野奥照神社本殿


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