あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
青森の旅と歴史
青森の旅    弘前市

最勝院
さいしょういん
青森県弘前市大字銅屋町63
Tel 0172-34-1123


 金剛山光明寺最勝院の五重塔は本州最北の国の指定重要文化財五重塔として有名です。津軽藩創設以来の戦死者を、敵味方の区別なく供養するために建立されました。
 大円寺6世京海が津軽統一の過程で戦死した敵味方の者を供養するために、弘前3代藩主津軽信義の帰依を受けて明暦2年(1656)に着工しました。工事は一時中止しましたが、4代藩主信政の時の寛文7年(1667)に竣工したそうです。
 最勝院は以前は現在地より3kmほど北にあり、弘前八幡宮の別当寺でした。12か寺の塔頭寺院を持つ藩の永世祈願所で、津軽藩領内の寺社を統轄する立場にありました。明治の神仏分離令により最勝院以外の11か寺は廃寺となり、それらの寺院の檀家衆を引き受けて現在地、旧大円寺跡に寺籍を移転しました。
 五重塔は寛文7年(1667)に完成した旧大円寺の塔でした。三間五層の塔で、総高は31.2mあります。屋根は宝形造銅板葺です。みちのくでは珍しい華麗でバランスの取れた優美な塔です。


青森県トップページへ 旅と歴史トップページへ


直線上に配置