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福島の旅と歴史
福島の旅      大沼郡会津美里町

伊佐須美神社
いさすみじんじゃ
福島県大沼郡会津美里町字宮林甲4377
Tel 0242-54-5050


 古事記によれば、崇神天皇の命により高志(北陸)に派遣された大毘古命(おおびこのみこと)と、その子で東の方十二道(東海)に派遣された建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)が相津(会津)で行き会いました。そこで会津と名付けられたと記述されています。
 この時、国土開拓の祖神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を天津嶽に祀って伊佐須美神社が創祀されました。その後、博士山・明神岳を経て、欽明天皇13年(552)に現社地へ遷座し、大毘古命・建沼河別命も合祀されたそうです。
 伊佐須美神社は会津総鎮守、奥州二宮、岩代一宮です。歴代領主からも崇敬され、室町時代後期に芦名盛安から寄進された金色の神輿は国の重要文化財に指定されています。御田植祭は日本三大田植祭に数えられ、催馬楽、獅子追い、田植人形など古来から伝わるもので福島県最古の形式を伝えています。
 平成20年(2008)10月3日に火事が起き、拝殿授与所が焼失しました。さらに同月の29日にも出火し、本殿、神楽殿、神饌所などが全焼してしまいました。本殿は平成25年(2013)に再建されるそうです。

 伊佐須美神社にある薄墨桜は伊佐須美神社の御神木で「会津五桜」のひとつです。花が薄墨色から赤に変化し、淡紅色の中心に薄墨を含んだ色合いから命名されたといわれています。
伊佐須美神社薄墨桜
 香気深く、八重に一重を交え、白く淡墨を含んだ色が特徴で、珍しいサトザクラの一種です。薄墨桜のそばに「世の中の心や深く染めぬらんうすすみ桜あかぬ色香に」という歌碑があります。会津藩主松平容保がその美しさを詠んだ歌です。
伊佐須美神社薄墨桜


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