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福島の旅と歴史
福島の旅      会津若松市

八葉寺
はちようじ
福島県会津若松市河東町広野冬木沢208
Tel 0242-22-1689


 諸陵山八葉寺は真言宗のお寺で、会津総菩提所、会津高野山とも呼ばれています。八葉寺の創建は康保元年(964)に空也上人がこの地を訪れた際、阿弥陀仏と経典を納めた堂宇を建立したことが始まりとされています。
 上人が閼伽水を得るため、独鈷杵で掘ると良質の泉が湧きました(現在の空也清水)。そしてこの湧き水がたまった池から八葉の白蓮が生じたので、建立された寺を八葉寺と名付けたといわれています。
 境内には、本堂である阿弥陀堂があり、右側に十王堂、左側に空也上人像を安置する空也堂があります。仁王門、空也清水、鐘楼、姥堂、茶湯場、八葉の蓮があったとされる池「閼伽井(あかい)」や、奥には奥之院があります。
 ここには「木製五輪塔」と呼ばれる小さな塔に、亡くなられた親族の歯、骨、爪、毛髪などを入れて奉納して供養する風習があります。「冬木沢参り」と呼ばれる習俗で、1万4千点を超える五輪塔は、境内の舎利殿に納められています。
 8月の会津の高野山参り(会津地方に古く伝わる盆迎えの御参り)や、毎年8月5日に奉納される空也念仏踊りは有名です。空也念仏踊りの古い形式を残していて、県の重要無形民俗文化財に指定されています。

 阿弥陀堂は、桁行3間、梁間3間、入母屋造り、単層茅葺きで屋根の妻部の装飾をみせる妻入です。明治39年(1904)特別保護建造物、いわゆる旧国宝に指定され、昭和25年(1950)に国の重要文化財に指定されています。
八葉寺阿弥陀堂
 阿弥陀堂は天正17年(1589)に伊達政宗による焼き討ちで焼失し、文禄年間(1592-1596)に再建された建物です。室町時代末期の禅宗様建築の遺構として大変貴重な建物です。
八葉寺阿弥陀堂


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