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福島の旅と歴史
福島の旅      会津若松市

旧滝沢本陣
きゅうたきざわほんじん
福島県会津若松市一箕町八幡滝沢122
Tel 0242-22-8525


 旧滝沢本陣は、旧白河街道(会津街道)にあり国の史跡に指定されています。現存する建物のうち、主屋および座敷は、旧滝沢本陣横山家住宅(主屋・座敷)として昭和46年(1971)に国の重要文化財に指定されています。
 横山家は滝沢組11ヶ村の郷頭で、主屋は郷頭の住居として古い農民住居の形を残しています。会津藩から本陣の指定をうけ、東側に座敷が追加建築されています。休息が目的の本陣で、参勤交代や領内巡視、土津神社祭礼の時などに使用されたそうです。
 主屋は延宝6年(1678)に建てられたとみられ、桁行20.1m、梁間7.6m、裏面切妻造り、西面寄棟造り、茅葺き、南面玄関附属の建物です。 屋内の半分が土間で、近世の農民住宅の形がよく残されています。
 本陣座敷は19世紀初めに建て替えられたもので、桁行10.5m、梁間7.4m、寄棟造り、茅葺き、西北隅が主屋に接続しています。御入御門、御座之間、御次之間、湯殿、厠などが当時の姿のまま残されています。
 戊辰戦争では鶴ヶ城(会津若松城)と滝沢峠を結ぶ戦略的拠点であったため陣屋になり当時の藩主だった松平容保が出陣したそうです。建物のあちらこちらには弾痕や刀傷があり、当時の戦いの痕跡をとどめています。


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