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福島の旅と歴史
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旧広瀬座
きゅうひろせざ
福島県福島市上名倉字大石前地内(福島市民家園内)
Tel 024-593-5249 (福島市民家園)


 旧広瀬座は伊達郡梁川町の広瀬川川岸に建っていた芝居小屋でした。河川改修を機に、広瀬座組合より福島市に寄贈され、解体後、福島市民家園へ移築して復元したものです。棟札には、明治20年(1887)3月棟上とあります。
 建物は木造、一部2階建ての入母屋造り、杉木羽葺きです。1階の床面積は500.538平方m、2階の床面積は227.027平方mです。地下の54.08平方mを加えると延床面積は781.645平方mにもなります。
 主棟は桁行16間(29.2m)、梁間9間(16.6m)の木造 一部2階建ての入母屋造りで、杉木羽葺きです。平面積は約144坪(482平方m)です。
 そのうち、桁行11間半(21.8m)、梁間6間半(11.8m)の上屋の部分に舞台と中央平土間を収め、四方におろした下屋の部分に上下階3方の桟敷席、楽屋、入口ホールなどを配しています。
 舞台の中央に奥行4間弱の回り舞台があり、その床下には奈落(ならく)が造られています。芝居小屋独特の花道・ぶどう棚・ちょぼ席などもありますが、小屋組には明治中期の建築を反映して、梁の長い洋風な造り(真束小屋)が採用されています。
 旧広瀬座は明治の終わりから大正にかけて、芝居の間に映像を入れるようになり、昭和24年(1949)には映画館として改装されました。平成6年(1994)に芝居小屋の頃の状態に戻して復元され、平成10年(1998)に国の重要文化財に指定されました。


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