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山形の旅と歴史
岩手県の旅      花巻市

旧小原家住宅
きゅうおばらけじゅうたく
岩手県花巻市東和町谷内6−37
Tel 0198-44-2800


 旧小原家住宅は藩政時代の一般農家の住宅で、18世紀中頃に建てられたものと推定されています。建物は南部地方独特の曲り屋で、外周りの壁が多く、上屋根(うわやね)の柱がきちんとあって太く、この地方の民家の特徴を表しています。
 間口16.3m、奥行9.6mの母屋に3間4方の馬屋を突き出し、大戸口は曲り部分の内側に付いています。馬屋の部分が小さいことから、曲り屋としては古いタイプです。
 家畜を大切にし、一つ屋根の下でともに暮らした「南部曲り家」の発生過程を知ることができる価値のある民家で、国の重要文化財に指定されています。


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