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山形の旅と歴史
岩手県の旅      盛岡市

報徳寺
ほうおんじ
岩手県盛岡市名須川町31−15
Tel 019-651-4415


 瑞鳩峰山報恩寺(ほうおんじ)は曹洞宗のお寺で、盛岡五山の一つです。応永元年(1394)に南部家13代南部守行により、陸奥国三戸郡に創建されたと伝えられています。
 慶長6年(1601)南部家27代南部利直の時、盛岡に移封のため、報恩寺も現在地に移り、南部領内208カ寺の総領となりました。本堂は嘉永4年(1851)に改築されたもので、羅漢堂は享保20年(1735)に建てられた平屋建て、土蔵造りの建物です。
 五百羅漢は報恩寺の羅漢堂に納められた尊像で、499体が現存しています。羅漢堂の中は四方の壁が棚になっていて、そこにびっしりと羅漢、つまり仏教行者の像が何段にも並んでいます。
 これらの像は胎内の墨書銘から、享保16年(1731)報恩寺17代和尚が造立したもので、京都の仏師が9人掛かりで4年間かけて造ったそうです。全て寄せ木造り、漆塗りで、像の中にはマルコポーロ、フビライなども含まれています。羅漢堂と五百羅漢は盛岡市指定有形文化財になっています。
 石川啄木がまだ盛岡中学の学生だったころ、この北山一帯の風光をこよなく愛し、級友とよく散策したといわれています。詩集「あこがれ」の中の「落瓦の賦」は報恩寺をうたったものです。
 宮沢賢治も 盛岡高等農林学校時代に報恩寺で参禅したりして報恩寺を訪れています。


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