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宮城の旅と歴史
宮城の旅    宮城郡松島町

五大堂
ごだいどう
宮城県宮城郡松島町松島字町内111


 日本三景に数えられる松島のシンボルともなっているのが五大堂です。瑞巌寺が管理する小堂で東北地方最古の桃山建築として、国の重要文化財にも指定されています。
 大同2年(807)坂上田村麻呂が毘沙門堂を建立し創建しました。その後、慈覚大師円仁が後の瑞巌寺となる延福寺を開いた際に、五大明王を安置したことから五大堂と呼ばれるようになったそうです。
 現在の建物は、慶長9年(1604)伊達政宗が修復、造営したものです。素木造、方3間、向拝をつけ勾欄付縁をめぐらし、屋根は宝形造り、本瓦葺で、軒の出が大きく、総体に落ち着いた比例をなしています。
 政宗は紀州(和歌山県)の名工・鶴衛門家次に命じて建立させました。内部に重厚な家形厨子を置いて、五大明王像を安置しています。有名な蟇股の彫刻など、雄健な桃山建築の由緒あるお堂です。
 朱塗りの縁結び橋は透かし橋になっていて足の下には海が見えます。お堂に入る前に気持ちを引き締めるために、このような橋が渡されているということです。


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